◆古流松濤派の歴史◆

古流松濤派は1924年(大正13年)現在の港区に流祖勝田一勝師によって起され、同年に渋谷公会堂にて披露会を催した。また盆石は旭遠山流を樹立し、茶道は裏千家今日庵正引次茶号宗美と号す。さらに社中の研究機関として松濤会を設ける。
その後昭和4年、二世家元を熊野一英師が継承し流派を発展させる。(昭和53年11月15日没)
そして現在は、三世家元熊野一英によって古流松濤派は生花・盛花・投入れを軸に伝承するとともに、近年は時代ととも変化していく現代花(自由花)にも注目し取り入れている。


◆古流松濤派の理念◆

古流松濤派は、古来より幾多の経路を辿って進展してきたものであるが、そもそも日本のいけ花がその国風によってこそよく培われてきたものであることを思えば、とりもなおさず日本においてこそ真の遊道を辿る事が出来たと言うべきである。
すなわちいけ花が、四季の景観の寸境を表現し、日本ほど春夏秋冬に恵まれている国は他にはなく、その環境にあればこそいけ花の本質を把握し得るのである。つまりいけ花は四季を感じる事のできる、日本の独占的美風としてこそあるべきなのものである。
「華心一体」ということばは、いうまでもなく華と心とが一つになる事です。すべて扱うものが皆一体でなければならないのです。つまり華道は花と心が一つになって手先の器用だけではなく、花の心を読む様に心掛けれる事が華道を進んでいくうえで大切だと思います。そのような気持ちで日々お稽古をすることが大切なのです。